雲仙普賢岳噴火災害から 共同で農用地を集積し酪農を再開

※画像をクリックすると拡大してご覧いただけます
 
 平成18年3月31日に8町が対等合併して、南島原市となりました。人口約5万4,000人、総面積は170km2で、雲仙普賢岳を中心に穏やかな丘陵地帯と、沿岸沿いに広がる平野部からなります。気候は平均気温16℃と温暖で、年間降水量2,000mm、年間日照時間 2,200時間と、非常に農業に恵まれた気象条件のいい土地です。
 総農家戸数は3,570戸、農業就業人口4,900人、耕地面積5,120ha、うち畑3,150 haと、畑地割合が高く、農業産出額は220.2億円で長崎県の16%を占めています。農業所得は、71億円で県の19.4%を占め、農業、特にバレイショ、イチゴ、葉たばこ、トマトなどの園芸と畜産が盛んな地域です。
 家畜の飼養頭数は、平成21年ベースで、乳牛3,400頭、肉牛1万1,130頭、豚8万7,000頭、ブロイラー117万 4,000羽です。産出額は、生乳で15億4,000万円、肉用牛18億1,000万円、ブロイラー11億円、豚9億円となります。