会津地鶏事例報告

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 震災に当たり会津の状況ですが、幸い地震の被害は、部分的な地割れ等はありましたが、全体的には被害は少なかったといえます。
 私たちの鶏舎のある地域では、停電が3時間程度、また、地震のショックで鶏が少し驚き、数十羽圧死したという状況で、本当に不幸中の幸いでした。一番困ったのは、飼料が入ってこなくなってしまったことです。
 飼料が入らなくなったため、受精卵が極端になくなり、ふ化数が極端に減り、さらに生まれたひなが育たたず、もとの回転に落ちつくまでは、1年近くかかるというのが震災の一番大きな影響でした。
 会津には、震災で避難されている方がたくさんいます。空いた高校を利用して、大熊町の仮の役場ができました。そのように会津は、福島県内で助け合おうと被災した人たちを受け入れています。このような中で、私たちは会津地鶏を使って、どのように歩み、どのような方向で発展させていきたいかを説明いたします。