中西隆宏さん・知美さん
 養豚法人に10年以上の従事経験をもつ中西隆宏氏が、平成23年10月に第三者継承で移譲を受け、養豚一貫経営(黒豚)を開始した。移譲元は黒豚母豚20頭規模の有里農場。経営者の折尾一幸氏に後継者がなく、体調を崩したこともあり経営移譲を地元鹿屋市に相談したところ、市では「農業経営継承事業」を念頭に、エントリーしていた中西隆宏氏に連絡。コーディネートチームを発足させ、同事業による研修を半年間実施した。併せて経営資産の評価の算定、それを取得するための就農支援資金の借り入れの検討を行った。研修終了後、合意書が交わされ、経営資産を取得するための資金の融資も実行される。土地の賃貸借契約なども交わされている。第三者継承は、移譲者の技術、経営方針や販売先等を引き継ぐことが条件だが、中西氏も小規模で付加価値の高いアニマルウエルフェアに配慮した黒豚一貫経営を引き継いでいる。現在29頭にまで増頭、40頭規模を目指す。