第38回農林水産祭「実りのフェスティバル」
全国選りすぐりの特産品が大集合
―東京都有明・東京国際展示場―


 実りの秋を迎え、収穫に感謝する農林水産祭が開催された。この行事は、農林水産業や農林水産物そして農山漁村などに国民が一層関心を寄せることを目的の一つとしている。

 そこで、農林水産省と(財)日本農林漁業振興会の主催により、11月5日〜7日、東京都江東区有明の「東京国際展示場(東京ビッグサイト)」で開催された第38回農林水産祭「実りのフェスティバル」の模様を紹介する。

 47都道府県や中央・地方農林水産団体の協力を得て開催された「実りのフェスティバル」、期間中都内の消費者を中心に8万人の入場者で賑わった。

 さて、展示の概要は、わが国の農林水産業や食糧問題等に対する国民の理解と認識を深めるための「農林水産業啓発展」と展示や即売、試飲・試食を通じて地域の特徴ある農林水産技術や経営等についての普及啓蒙を行うための「地域農林水産展」の2つの展示から構成されている。

 啓発展の主な展示の内容は、@天皇杯コーナー(天皇杯を受賞された農林水産業者とその業績を紹介)、A皇室コーナー(天皇御在位10年記念としてパネル等で皇室と農林水産業との係わりを紹介)、B政府特別展示コーナー(今年のテーマは私達の食について考えよう)、C就農啓発コーナー(新規就農の指導・相談)、その他「JA広場」や「日曜大工・花卉・植木」、JRAによる馬の展示や乗馬体験、そしてクローン牛の展示が行われた。

 そして、もう一つの地域農林水産展の主な出展内容は、「都道府県技術・経営普及展(独自性のある農業技術や特徴ある農林水産物の紹介)と「都道府県の出展コーナー」で、都道府県の経済連や農林水産物の販売連の方々により持み込まれた地域特産品(米、野菜、果物、畜産物、酒類、水産物、茶・豆類、農産加工品、砂糖・菓子、花・鉢物・植木、木材加工品等)の試飲・試食と展示販売が行われ、都会の消費者を相手に北は北海道から南は沖繩までの全国各地の方言が飛び交う。

 ふるさとの新鮮で美味しく、しかも廉価で本物を消費者に提供するこのお祭り、農業を取り巻く厳しい環境の中で、農林水産業への消費者の理解を高めることができたのではなかろうか。



本記事は、畜産コンサルタント1999年12月号にも掲載されています。
※情報は掲載当時のものです。