畜産豆知識

リースと割賦購入の違い

 

 機械や設備の調達方法の代表的なものに「現金購入」「割賦購入」「リース」などがありますが、「リース」と「割賦購入」の違いについてはあまり意識されていないようです。
 「割賦購入」は購入代金を分割して支払うという特殊な売買形態ですが、一時的に多額の資金を必要とせず、分割して支払うという点で「リース」に類似しています。
 しかし、「割賦購入」の場合は、割賦代金完済時に物件の所有権が買主に移転する、つまり物件が自分の物になるのに対して、「リース」の場合は、物件の所有権は最初から最後までリース会社にありユーザーに移転することはありません。つまり、リース料を払いおわっても物件は自分の物にはなりません。「リース」とは物件の貸し借りであり、リース料は単なる使用料ということです。この点が「割賦購入」と「リース」の大きく違う所です。
 下表に「リース」と「割賦購入」の違いをまとめてみましたので、選択する際の参考にしてください。

リース
割賦購入
契約期間 比較的長期
(2年〜6年が多い)
比較的長期
(1年〜2年程度)
契約期間中の解約 原則として解約できない
(解約の場合、残リース料相当額の損害金を支払うことになる)
原則として解約できない
物件の所有権 リース会社にある 売主に所有権留保されるのが一般的である
物件の購入と管理事務 リース会社が行う
(固定資産税、保険料等リース会社が手続きし、支払いをする)
買主が行う
物件の保守・修繕 原則としてユーザー負担
(ただし、メンテナンス・リースの場合はリース会社が行う)
買主負担
損金算入 原則としてリース料金額は損金算入を認められる 利息・減価償却費は損金算入が認められる
保証金・前払金 保証金・前払金等としてリース料3ヵ月分程度 頭金10〜30%程度
契約終了時の措置 物件返還または再リースの選択 所有権が買主に移転


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